クルーザーの維持費にはどんなものがある?
2022.02.18
クルーザーは購入後にも、メンテナンスや保管など、維持するための費用がかかります。クルーザーの購入をお考えの方は、実際にどのくらい費用がかかるのか、購入前に確認しておくとよいでしょう。以下ではクルーザーの維持費について詳しくご紹介します。
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クルーザー購入後は、クルーザーを綺麗に保管するための維持費がかかります。維持費はクルーザーのサイズによって異なるため、購入前におおまかな維持費を把握しておくと、クルーザー選びの参考にもなるでしょう。クルーザーにかかる維持費は以下の4つです。
・メンテナンス
メンテナンスは、クルーザーを安全に乗るために欠かせない作業です。
船体やエンジン、部品などは塩水に浸かると傷んだりサビたりしてしまいます。クルーザーのメンテナンスは、新艇の場合でも最低1年に1回、中古購入の場合は半年に1回行いましょう。
なお、整備や消耗品の交換、修理などを業者に依頼した場合の料金相場は、100,000〜150,000円前後です。
・保管料金
クルーザーは、専用のマリーナ(停泊所)に預けて保管をする必要があります。
1年あたりの保管料金の相場は250,000〜600,000円前後で、保管料金はクルーザーの大きさや保管するエリアによって異なります。
ちなみに、小型のクルーザーであれば自宅で保管することが可能です。しかし、使用時の運搬する手間や保管場所を考慮すると、マリーナに預けるのが無難でしょう。
・施設利用料
クルーザーをマリーナで保管する場合、保管料とは別に施設利用料がかかります。
施設利用料の内訳は、クルーザーを船台から上げ下げする際に使用する上下架料や、船台の使用料、クレーン吊料、水洗機使用料などです。
施設利用料は保管料と同様、クルーザーのサイズやエリアによって異なります。
・保険
クルーザーの保険への加入は強制ではなく、すべて任意保険です。
しかし、万が一の事故や故障に備えて、任意保険に加入しておくことが大切です。
クルーザーの保険には、「賠償責任保険(対人対物)」や「搭乗者傷害保険」「船体保険」「捜索救助保険」などがあります。
1年間の保険料の目安は10万円前後で、クルーザーのサイズごとに異なります。
実際にクルーザーを水上で走らせるためには、船舶検査に通過する必要があります。
以下では、船舶検査の概要とかかる費用について解説します。
・船舶検査とは
船舶検査は、陸から離れた水上で船やボートに問題が発生しないように実施される検査です。車でいう車検にあたる検査であり、水上でのトラブルを避けるためにも必ず受けなければなりません。
船舶検査は主に定期検査と中間検査の2つが行われます。チェックされる内容としては、船舶の構造が悪天候や波浪などに十分耐えられるか、人の命の安全を確保する救命・消防設備が整っているかなどです。
船舶検査に通過したことを証明する「船舶検査証書」と「船舶検査手帳」「船舶検査済票」の3つが交付されてから、クルーザーを実際に水上で操縦することができます。
・定期検査
定期検査は、新艇購入時に受ける検査です。検査後は6年間の有効期限が付与されます。
定期検査の料金は、「旅客の定員が12人までの船舶」と「旅客の定員が13人以上の船舶」で異なり、さらに「5m以上10m未満」と「10m以上20m未満」「20m以上30m未満」のように船の長さごとに料金が細かく決められています。
旅客の定員が12人までの船舶にかかる費用は24,300〜43,400円で、旅客の定員が13人以上の船舶の場合は34,500〜63,400円です。
・中間検査
中間検査は、定期検査と定期検査の間で受ける簡易的な検査です。定期検査の3年後に行われます。中間検査の料金も船のサイズによって異なります。
旅客の定員が12人までの船舶にかかる費用は8,200〜28,000円で、旅客の定員が13人以上の船舶の場合は13,400〜43,000円です。
・臨時検査
臨時検査は、船の長さや深さの変更、機関主要部の取り替えなど、改造や修理をした場合に受ける検査です。
ただし、臨時検査を受ける時期と定期検査や中間検査を受ける時期が重なる場合には、臨時検査が免除されます。臨時検査にかかる費用は4,900円です。
・臨時航行検査
船舶検査証書がない船やボートを臨時に運転する場合には、臨時航行検査を受けなければなりません。臨時航行検査の費用は4,900円です。
クルーザーを所有すると、メンテナンス費用と船舶検査の維持費が必ずかかります。マリーナの保管料や施設料、保険料は必須ではありませんが、後の手間や安全性につながるため、出費を惜しまないほうがよいでしょう。その他、クルーザーを実際に購入して乗る際には、初期費用としてクルーザー本体代と船舶免許の取得代がかかります。クルーザー本体はレンタルも行えるため、船舶免許だけでも先に取得しておくのがおすすめです。
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