マリーナとはどんな施設？種類や機能について紹介！

2022.02.18

マリーナとは、主にヨットやボートなどの船を停泊させるための施設です。マリーナにはいくつか種類があり、それぞれ機能も異なります。今回はマリーナがどのような施設なのかについてご紹介します。

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マリーナの種類

一口にマリーナと言っても、営業形態・機能・付属施設や設備によって複数の種類に分かれています。マリーナの種類を理解しておくことは、ボートの保管に最適な場所を選ぶうえで欠かせないポイントです。

・マリーナとは

マリーナとは小型船舶の停泊・保管を目的とした施設です。施設には桟橋のほか、防波や消波などの静水域が整備されており、大切なボートを安心して預けることができます。最近ではさまざまな施設や設備が併設され、マリンライフやマリンスポーツを楽しむための娯楽施設としても利用されています。

・複合マリーナ

船の停泊・保管設備だけでなく、ショッピングモールやホテル、アミューズメント施設、レジャー施設が付属されているのが複合マリーナです。国や地方公共団体と民間企業によって設立された第三セクターが経営母体のため、大規模な施設であることが多く、通常のマリーナとは異なったサービスが受けられます。

・ボートパーク

ボートパークとは、近年におけるプレジャーボートの放置問題を打開するため、全国に展開されつつある停泊施設です。数ある艇保管施設の中でも国の補助が厚く、係留桟橋や駐車場、トイレも補助金でまかなわれています。Yビームなども設置され、マリーナと同等の設備を低価格で利用できるのがポイントです。

・フィッシャリーナ

フィッシャリーナとは水産庁主体で全国の漁港などに設けられているプレジャーボート用の停泊施設です。漁業を守りつつ、海洋性レクリエーションを推進することが目的とされています。

マリーナの機能とは

マリーナには主に以下の2つの役割があります。

・船の保管

船の保管方法は施設によって異なるので、それぞれのメリット・デメリットを考慮したうえでマリーナを選ぶことが重要です。

民間企業が運営するマリーナでは法的規則に基づいた陸上保管を基本としています。一方、第三セクターなどで設立された大規模なマリーナは、広範囲にわたる静水域の確保が可能なため、水面係留がほとんどです。

フジツボや油の付着、塩害を避けたいのであれば、陸上保管がおすすめです。ただし、別途保管料が必要であり、繁忙期には上下架に待ち時間を要する可能性があります。

対して水面係留の保管は、桟橋などに船をつなぎ止めるだけでいいため、入港・出港に手間がかかりません。また、係留したボートの上で宿泊したりパーティを楽しんだりできるのもメリットです。とは言え、船底が水面に接する時間が長いので、定期的な上架やメンテナンスが必要になるでしょう。

・セキュリティ・セーフティ対策

セキュリティおよびセーフティ対策は、ボートを預けるうえで重視すべき機能の一つです。

マリーナで言うセキュリティとは、盗難・火災・台風・強風などから艇を守るための機能を指します。ほとんどのマリーナでは監視カメラやロック式ゲートが設置されているため、昼夜にわたる巡視体制も万全です。

また安全面では、照明や滑り止めの拡充、ポンツーンへの内線電話の設置などの対策が講じられています。利用者に対するルール・マナーの呼びかけ、安全講習もポイントの一つです。

マリーナの施設と設備について

最後にマリーナに付帯する施設や設備についても解説します。保管機能だけではないマリーナの魅力を知り、快適なマリーナライフの実現にお役立てください。

・上下架施設

上下架施設には大型クレーンや自走式ホイスト、スロープリフトなどがあり、陸上保管が基本のマリーナで使われています。装置によって積載可能なボートの重量が異なるため、事前に調べておくことが大切です。

・給油施設

大規模なマリーナでは給油施設が設けられていることも多く、急な燃料の補給にも柔軟に対応できます。また、給油施設がないマリーナでも、提携業者へ燃料の配達を依頼してもらえる場合があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

・メンテナンスヤード

メンテナンスヤードはボートの修理やメンテナンスをしたいときに最適です。マリーナごとに規模や対応が違い、作業するスペースのみを貸して提携業者に委託、またはDIYで作業を進めるケースもあります。

・クラブハウス・レストラン

大半のマリーナにはクラブハウスがあり、受付やオーナーズルーム、サロン、研修室が設けられています。また、ビジターも利用可能な休憩スペースに、レストランやシャワールーム、マリンショップが付属している場合もあるため、クルージング前後の休憩に便利です。

まとめ

様々な施設や設備が充実しているマリーナは、快適にボートを保管することができます。ただし、マリーナによって利用できる設備に大きな差があるため、保管料金や機能性を考慮して選ぶことが大切です。

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