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気になるクルーザーのお値段は?クルーザーの価格相場を徹底解説

2022.03.08

小型船舶免許を取得して自分で操縦できるようになったら、自分のクルーザーも欲しいと考える方も多いでしょう。そこで気になるのが、クルーザーの価格です。

今回は、クルーザーの価格相場や目的に合ったクルーザーの種類と共に詳しく紹介します。

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大きさで決まる!クルーザーの価格相場

クルーザーの価格は、主にクルーザーの大きさによって異なります。基本的にクルーザーが大きくなればなるほど、価格も高くなる傾向にあります。

そこでここからは、クルーザーの大きさ別の価格相場をご紹介します。

 

扱いやすくお手軽な小型クルーザー「20フィートクラス」

最も価格相場が低いのは「20フィートクラス」のクルーザーで、価格は200〜500万円程度が相場です。価格もサイズもお手頃なため、予算があまりないという方にもおすすめです。

また、クルーザーの中でも小型サイズのため、家族パーティを楽しみたい場合や、釣りなどでも利用しやすいという魅力もあります。

20フィートクラスの中には、1,000万円以上のクルーザーもあります。それらのクルーザーは、設備が充実していたり自分でオプションを組み合わせたりと、より快適なマリンライフを楽しみたい方におすすめです。

逆に、相場よりも安く抑えたい場合には中古を探しましょう。中古であれば100万円程度で販売されていることもあり、さらに費用を抑えられます。

 

本格的に楽しめる中型クルーザー「30フィートクラス」

カジキ釣りなど、本格的なマリンライフを楽しみたい場合には中型クルーザーの「30フィートクラス」がおすすめです。海上での疾走感や開放感を堪能できるほか、小型クルーザーに比べて船内空間も広く、より快適に過ごせます。

そんな30フィートクラスの価格相場は1,000万円以上です。30フィートクラスの中でもさらに本格的な仕様のクルーザーは、3,000万円前後で販売されていることが多いです。

 

夢の大型クルーザー「40フィートクラス」

「せっかくクルーザーを購入するなら大型クルーザーが良い」と考える方も多いでしょう。そんな夢の大型クルーザー「40フィートクラス」の価格相場は、8,000万円〜1億円前後です。

40フィートクラスは「海上を走る別荘」とも呼ばれており、機動性と居住性の両方を兼ね備えたクルーザーです。その分、価格も高くなります。

なお、40フィートクラスよりもさらに大きい50フィートクラス以上の超大型クルーザーは、個別に見積もり対応をしているメーカーが多いです。50フィートクラス以上のクルーザーをお求めの方は、各メーカーに問い合わせてください。

 

クルーザーのお値段はサイズだけでは決まらない!!価格が変わる変動要因

前述の通り、クルーザーの価格相場はサイズで決まります。しかし、サイズだけが価格の基準ではなく、メーカーや仕様によっても価格が変動します。航海用機器や無線機、オーディオ機器などの仕様により、同じメーカー、同じサイズのクルーザーでも価格が数万円単位で変わることも少なくありません。

また、新艇か中古かによっても価格が大きく変動します。例えば、新艇の場合は数千万~1億円程度のクルーザーが、中古では数百万円で購入できます。

このようにクルーザーの価格は、船のサイズ・メーカー・仕様・新艇か中古かの4つの要因で変動します。

 

船体価格以外のお値段

クルーザーを購入する場合には、全体価格以外にも「法定備品」と「購入後のメンテナンス費用」が発生します。

ここからは、それぞれの概要と費用相場を確認しましょう。

 

法定備品にかかるお値段

救命設備やアンカーなどの法定備品も本体価格とは別に必要です。救命設備やアンカーなどの法定備品とは、法律で義務付けられている備品のことです。法定備品は1つのクルーザーに1つではなく、人数分搭載しておかなければなりません。

必要備品を必要人数分セットで購入すると数万円はかかります。

クルーザーの本体価格に加えて、購入時には法定備品代が数百万円程度かかることを頭に入れておきましょう。

 

メンテナンス費用も考慮に入れよう

クルーザーは購入したら終わりではありません。購入後も維持費やメンテナンス費が発生します。

クルーザー購入後に発生する維持費は複数ありますが、主に発生する費用は下記の5点です。

 

・メンテナンス費

・定期点検費

・保管料金

・燃料代

・保険料

 

これらの維持費は、安く見積もっても年間数十万円はかかります。特にクルーザーは燃費が悪く、燃料代が多くかかるため、購入したクルーザーによって維持費が大きく変わることも少なくありません。

クルーザーを購入する際は、このように最低でも年間数十万円程度の維持費がかかることを把握しておかなければなりません。維持費を度外視してクルーザーを購入すると、購入したクルーザーが維持費に圧迫されて早々に手放す原因となります。購入後にかかる維持費も考慮したうえで、クルーザーの購入をご検討ください。

 

価格を抑えたいなら新艇購入以外の方法もある

ここまでご紹介した通り、クルーザーは小型でも200万円以上、大型になると8,000万円以上かかります。加えて年間数十万円以上の維持費も発生するため、なるべく価格を抑えて購入したいとお考えの方もいるでしょう。

クルーザーの購入費用を抑えたい場合には、新艇購入以外の購入方法を選択しましょう。新艇購入以外の購入方法とは、中古購入やシェアリングサービスのことです。

ここからは、それぞれの購入方法について詳しく解説します。

 

価格を抑えて所有するなら中古でお得に購入しよう

購入価格を抑える方法の一つに、「中古クルーザーを購入する」という方法があります。

クルーザーは車などと同様、新艇だけではなく中古も販売されています。中古のクルーザーは、新艇価格の半額程度で販売されていることが多いです。そのため、小型クルーザーであれば100万円台で購入できたり、大型クルーザーでも数百万円で購入できたりする可能性も少なくありません。

新艇に大きなこだわりがなく、価格を抑えたい場合には中古の購入を検討しましょう。

また、中古は個人オーナーから譲り受けるケースもあります。個人オーナーからであれば、より安く購入できるでしょう。

 

購入を迷っている方には「シェアリングサービス」がおすすめ

高額な購入費や維持費に迷いがある方には「シェアリングサービス」がおすすめです。「シェアリングサービス」とはクルーザーのレンタルサービスのことで、マリーナや販売店などが行っています。レンタルのため、クルーザーを購入するよりも安く、かつ手軽にクルーザーを楽しむことができます。

シェアリングサービスの価格は、それぞれの業者によって異なりますが、高額モデルのクルーザーもお手頃価格で借りられるケースがほとんどです。

「数千万円は出せないけど高額モデルに乗りたい」という方には、シェアリングサービスが最適です。

 

目的別!クルーザーのタイプで選ぶ

価格相場でご紹介した通り、クルーザーにはさまざまなサイズや種類がありそれぞれ特徴が大きく異なることから、快適なマリンライフを楽しむためには、目的に合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。

そこでここからは、目的別に最適なクルーザーのタイプをご紹介します。

 

海上を走る!「ランナバウト」

海上を走ることが目的の場合は「ランナバウト」がおすすめです。なぜなら、「ランナバウト」は、走らせることに特化したタイプだからです。

オープンデッキタイプが多く、海風を感じながらクルージングできます。また、20フィート前後のコンパクトなサイズが多く、小回りが利いて走りやすいという特徴があります。

そんなランナバウトは、小型クルーザーのためほとんどは数百万円程度で購入できますが、最新のモデルであれば1,000万円前後が相場です。最新モデルでなければ、中古で半額程度まで安くなるため非常にリーズナブルです。

海上を走りたい、費用を安く抑えたい、コンパクトで小回りが利くものが良いという方は「ランナバウト」が適しています。

 

釣り好きの方には「フィッシングタイプ」がおすすめ

釣りを楽しみたい方には「フィッシングタイプ」がおすすめです。「フィッシングタイプ」とは、その名の通り漁場で魚釣りを楽しむことに適したタイプで、「フィッシングボート」や「スポーツフィッシングボート」などの種類があります。

「フィッシングボート」は、船体の中央部分にコンソールが配置されたモデルで、日本のフィッシングタイプの多くはこのフィッシングボートです。

また「スポーツフィッシングボート」は、カジキやカツオといった大物を釣りたい方に適しています。航行性能や居住性能に優れた高級モデルは数千万円程度で販売されていることが多く、さらに高級なものは1億円を超えます。

このように、フィッシングタイプはさらに複数の種類に分けられますが、大きさによって価格が異なります。サイズ別の価格相場は、20フィート台の小型クルーザーが300万円台、30フィート台になると1,700万から2,000万円です。

 

海上の別荘!「サロンタイプ」

海上パーティを楽しみたい場合には「サロンタイプ」が適しています。「サロンタイプ」は、リビングダイニングのようにリラックスできる空間が備わっているクルーザーです。「サロンクルーザー」と呼ばれる大型クルーザーや、30フィート台のコンパクトなクルーザーもあります。

特に「サロンクルーザー」は、船内に居住スペースやキッチンなどを兼ね備えており、まるでホテルのスイートルームのような空間が広がっています。また、オーナー好みの内装や調度品をそろえることができるのも、サロンクルーザーの魅力です。

そんなサロンタイプの価格相場は、30フィート台であれば1,700~2,000万円程度、40フィート以上や最新モデルや1億円以上です。

 

長い船旅にも対応可能な「ロングレンジタイプ」

長期間の船旅にも対応できるクルーザーを「ロングレンジクルーザー」といいます。

ロングレンジクルーザーは、長距離の航行に適した構造ですが、最近ではサロンクルーザーとしての役割を兼ね備えているものも多いです。

価格は大きさによって異なり、小型クルーザーで2,000万円程度が相場です。また、サロンクルーザータイプになると3億円を超えるモデルもあります。

 

海上の別荘!「ミニボート」

免許なしで操縦したい場合には「ミニボート」を選びましょう。「ミニボート」とは、長さが3メートル未満で出力が1.5kw未満のエンジンを搭載したボートのことです。

基本的にクルーザーは操縦免許が必要ですが、ミニボートは免許がなくても操縦できます。

サイズが小さいことから価格もお手頃で20万円台から購入できます。

 

クルーザーのオーナーになろう

クルーザーを購入することで、好きな時間に、自由にマリンライフを楽しむことができます。クルーザーにはさまざまな種類があり、サイズが小さければ200万円程度で購入できますが、高級モデルや大型クルーザーになると1億円を超えるものも少なくありません。購入費用が予算をオーバーする場合には、中古やシェアリングサービスを活用して、価格を抑えましょう。

ミニボート以外のクルーザーを運転するためには船舶免許が必要です。船舶免許を取得する際には、全国トップクラスの受講者数を誇る「マリンライセンスロイヤル」をご利用ください。

「マリンライセンスロイヤル」で船舶免許を取得し、夢のクルーザーオーナーになりましょう。

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