クルーザーは大きく分けて4種類。適切な選び方・費用相場もご紹介
2022.03.08
クルーザーには、目的や楽しみ方によっていくつかのタイプに分類されます。
そこで今回は、クルーザーの種類別の特徴や費用相場、目的別の選び方について詳しく解説します。
クルーザーの種類をご紹介する前に、まずはクルーザーとヨットの違いを確認しましょう。
クルーザーは巡航する船であるのに対し、ヨットは小型の船から大型の船まで含めた船の総称です。正確には、クルーザーもヨットの一種です。
ヨットの中でも、クルーザーは長距離の運航が可能で、船室の居住性が高いヨットのことを指します。
クルーザーは大きく分けて下記の4つに分けられます。
・クルージングボート
・スポーツボート
・フィッシングボート
・キャリアブルボート
ここからは、それぞれの種類を細かくご紹介します。
クルージングボートとは、船内の居住空間と居住設備が備わっており、クルージングを始めフィッシングや船上パーティーが楽しめるクルーザーのことです。
クルージングボートはさらに「エクスプレスクルーザー」「キャビンクルーザー」「モーターヨット」に分けられます。
それぞれの種類の特徴を見ていきましょう。
エクスプレスクルーザーは、クルージングボートの中でも高速で航行できるクルーザーです。スポーティなラインを維持しながら船内に十分な居住機能を確保しています。そのため、高速で長距離のクルージングをしたい場合に最適です。
また、エクスプレスクルーザーは近年急速に普及しており、従来のモデルである「オープンエクスプレスクルーザー」だけではなく、「ハードトップエクスプレスクルーザー」や「フライングブリッジエクスプレスクルーザー」なども登場しています。
キャビンクルーザーのキャビン(Cabin)とは船室のことです。クルーザーは全て船室がありますが、キャビンクルーザーはオーバーナイトにも対応できる船室を備えています。
ただし、エクスプレスクルーザーとは違い、比較的ゆっくりとした走行スピードのため、ゆったりとクルージングを楽しみたい方に適しています。
モーターヨットは、クルージングボートの中でも居住スペースが充実しているタイプのクルーザーです。ほとんどの船内にサロンスペースやオーナーズベットルームなどがあり、長期間のクルージングでも快適なマリンライフが楽しめます。
居住空間を重視しているためサイズが大きく、35フィート以上が一般的で、最近では130フィートを超えるタイプも登場しています。
スポーツボートとはクルーザーでの走行を楽しむことを前提とした小型のクルーザーの総称です。フィッシングやマリンレジャーに適していますが、寝泊まりはできません。
そんなスポーツボートには「ランナバウト」という種類もあります。ここからはランナバウトの特徴をご紹介します。
ランナバウトも船で走ることを目的とした小型タイプのクルーザーです。ほとんどがオープンデッキタイプのため、海風を感じなら爽快な走りを楽しむことができます。
フィッシングボートは、その名の通りフィッシングを楽しみたい場合に最適なクルーザーです。世界にはさまざまなフィッシングボートがありますが、日本のフィッシングボートは伝統的な日本の船釣りのスタイルに適した構造です。
フィッシングボートには、小回りの利く小型サイズから大きな獲物を狙える大型サイズまで、幅広いサイズがあります。釣りの目的に適したサイズを選ぶと良いでしょう。
キャリアブルボートとは、カートップやトレーラーで牽引するなど、クルマで運べるクルーザーのことで、全長3m未満のエンジン付きボートなどの総称です。
全長3m未満のエンジン付きボートは船舶免許が不要なため、誰でも手軽にマリンレジャーを楽しむことができます。そのため、近場で釣りやマリンレジャーを楽しみたい場合に適しています。
ここまでご紹介した通り、クルーザーにはさまざまな種類があり、それぞれで特徴が全く異なります。そのため、さまざまな要素から選ぶべきクルーザーの種類を見極める必要があります。
そこでここからは、自分に合ったクルーザーの選び方をご紹介します。
クルーザーを選ぶ際には、まず利用する目的を明確にしなければなりません。クルーザーを購入する目的には、下記が挙げられます。
・本格的なボートフィッシングを楽しみたい
・近場でフィッシングを楽しみたい
・デイクルージングがしたい
・クルーザーならではの爽快感のある走りを楽しみたい
・家族や友人とキャビンライフを楽しみたい
・クルージングを楽しみたい
このように、目的を明確にした上で目的に適したクルーザーを選びましょう。
目的だけではなく、クルーザーを利用する場所も明確にしましょう。なぜなら、利用したい場所によっても選ぶべきクルーザーの種類が異なるためです。
クルーザーを利用する場所の例をご紹介します。
・東京湾や大阪湾など、船舶の輻輳する水域
・他の船舶が少なく、穏やかな水域
・外洋もしくはそれに準ずる風や波の影響を受けやすい水域
種類によっては外洋に耐えられる性能ではないなど、クルーザーには適正の水域があります。安全な航行を楽しむためにも、クルーザーの特徴を把握した上で利用する場所に適した種類を選びましょう。
クルーザーに乗る人数も、クルーザー選びの重要なポイントです。なぜなら、クルーザーにはそれぞれに人数制限があるためです。例えば、スポーツボートなどの小型クルーザーは1〜2人乗り用、キャビンクルーザーは1〜5人乗り用です。このように、それぞれに人数制限があることから、利用する人数を想定した上で選ぶようにしましょう。
人数ごとの選び方の例をご紹介します。
・基本的には1人で出かけたい:小型ボート
・家族で楽しみたい:小型ボート〜中型ボート
・仲間や友達と大人数で楽しみたい:中型ボート〜大型ボート
クルーザーは、種類によって航海可能な範囲も異なります。そのため、航海範囲(走行距離)も明確にしましょう。航海範囲の例は下記の通りです。
・ボートで遠くまで行きたい:船舶免許が必要なボート
・近場で楽しみたい:船舶免許が不要な全長3m未満のエンジン付きクルーザーでも可
クルーザーにはさまざまな種類があり、それぞれで費用相場は全く異なります。ただし、基本的には小型ボートは安く、サイズが大きくなるほど高くなります。
また、クルーザーにかかる費用はクルーザー本体の購入代金だけではありません。購入後も安全に走行できるように、メンテナンス費や消耗品の交換代なども発生します。
メンテナンスや消耗品の交換は定期的に行わなければならず、定期的に維持費が発生します。
クルーザーを購入する際には、購入費用だけでなく、購入後の維持費も計算した上で検討しましょう。
「なるべく大型のクルーザーが良いけど費用が負担になる」という場合には、中古の購入を検討するのもおすすめです。中古であれば、新艇の半額程度で購入できます。
エンジン付きのクルーザーを操縦するためには、国家資格である船舶免許が必要です。船舶免許には複数の種類がありますが、ほとんどのクルーザーは「1級小型船舶免許」か「2級小型船舶免許」があれば操縦できます。
船舶免許を取得する際は、「マリンライセンスロイヤル」をご利用ください。マリンライセンスロイヤルは、全国各地に教習所があり、さまざまなコースをご用意しております。土日のみ、短期取得など、忙しくて時間がないという方でも受講可能です。
マリンライセンスロイヤルで船舶免許を取得して、マリンライフを満喫しましょう。
舶免許・小型船舶免許の資格の内容を詳しくご紹介!まず湖や川でしか利用できない「湖川・小出力限定の2級船舶免許」・岸から2海里以内で遊べる「特殊小型船舶免許(ジェットスキー免許)」・そして一番人気の岸から5海里までの航行区域の「2級船舶免許」・そして100海里まで航行可能な「1級船舶免許」・1級船舶免許は航行区域は無制限なのですが、100海里というのは100海里を超えて航行する場合は1級船舶免許を持っている人だけではなくエンジンの故障などにも対応可能な機関士を乗船させる義務があるなど事細かく規定されています。もちろん船舶免許の学科の中にも含まれています。せっかく船舶免許を取得するなら、一番上の「1級船舶免許」を目指してみよう!
船舶免許の種類 | 航行区域 | 操船できるボートの大きさ |
1級小型船舶免許 | 全ての海域(例外あり) |
総トン数20トン未満 プレジャーボートは24m未満 |
2級小型船舶免許 | 沿岸より5海里 |
総トン数20トン未満 プレジャーボートは24m未満 |
特殊小型船舶免許 | 沿岸より2海里 |
水上バイク・ジェットスキー |
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