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小型船舶免許で乗れるクルーザーはどんな種類があるの?

2022.04.04

 

クルーザーは免許がなくても保有できますが、操縦するためには小型船舶免許を取得しなければなりません。

 

クルーザーを操縦する楽しさは、何物にも変えられない特別な体験です。そんな特別な楽しさを体験できる小型船舶免許には複数の種類があります。クルーザーを操縦するためにはどの免許を取得しなければならないのでしょうか。

 

今回は、クルーザーを操縦するために必要な免許やクルーザーの種類、維持費について詳しくご紹介します。

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クルーザーを操縦するために必要な免許

クルーザーを操縦するためには、小型船舶免許を取得する必要があります。小型船舶免許と一言で言っても、二級小型船舶免許・一級小型船舶免許・湖川小出力限定免許・特殊小型船舶免許の4種類があります。

 

このうち、クルーザーを操縦するために必要なのが二級小型船舶免許と一級小型船舶免許です。

まずは、二級小型船舶免許と一級小型船舶免許それぞれの受験資格や試験内容、操縦できるボートの大きさを確認しましょう。

二級小型船舶免許

二級小型船舶免許は、小型船舶免許の中でも最も一般的な免許です。操縦できるボートの大きさは20トン未満、プレジャーボートは24m未満まで操縦できます。なお、水上バイクは操縦できません。

操船できる航行区域は、海岸から5海里(約9キロメートル)以内のため、釣りやクルージングを楽しみたい方向けです。

 

そんな二級小型船舶免許は満16歳以上であれば誰でも受験できます。ただし、16歳〜18歳未満は操縦できるボートの大きさが5トン未満と制限があり、18歳になると制限が解除されて20トン未満まで操縦できるようになります。

 

二級小型船舶免許は国家資格のため、国家試験を受けなければなりません。試験内容は身体検査、学科試験、実技試験です。

身体検査は、視力検査や聴力検査、操縦する上で健康面に問題がないかを検査します。

学科試験はマークシート式で、50問中33問以上正解できれば合格です。

実技試験では、実際にボートを操縦します。基本操縦や応用操縦に加え、小型船舶の取扱いも採点されます。

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一級小型船舶免許

一級小型船舶免許は、小型船舶免許の中で最上級の免許と言われており、取得することで全ての水域を操縦できます。

操縦できるボートの大きさは20トン未満、プレジャーボートは24m未満まで操縦可能です。

操縦できるボートの大きさは二級小型船舶免許と同じですが、海域に制限がなくなるため外洋で釣りを楽しみたい方や本格的なクルージングを楽しみたい方向けです。

そんな一級小型船舶免許の受験資格は満18歳以上です。

 

一級小型船舶免許も、二級小型船舶免許同様国家試験を受ける必要があります。試験内容は二級小型船と同じで、身体検査、学科試験、実技試験です。

身体検査では、視力検査や聴力検査、弁色力の検査など、クルーザーを操縦する上で健康面に問題がないかを検査します。

学科試験はマークシート式で行われ、一般科目50問と上級科目14問の全64問で構成されています。一般科目は50問中33問、上級科目は14問中10問正解すれば合格です。

実技試験では、小型船舶の基本操縦と応用操縦、小型船舶の取扱いが採点されます。

 

このように、一級小型船舶免許の方が学科試験は少し多いものの、二級小型船舶免許よりも広い範囲を操縦できます。

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船舶の大きさを表すトン数とは

船舶の大きさを表す単位は「トン」です。トンという単位は重量を表す際によく使われますが、船舶で使う場合は重量ではなく船の容積をもとに計算された値を表しています。つまり、総トン数が10トンの船は重量が10トンあるというわけではないため注意しましょう。

また、同じ長さの船でもキャビンの大きさによって総トン数が異なります。

なお、船の容積とは船体や船室に囲まれている空間の容積のことです。

 

一級船舶免許と二級船舶免許で異なる海里とは

先ほど二級小型船舶免許と一級小型船舶免許について紹介した際、操縦できる海里についてもご紹介しました。

 

この「海里」とは海図の距離を表す単位のことで、1海里(マイル)は1,852メートルです。つまり、二級小型船舶船舶免許は5海里まで操縦できるため、1,852(メートル)×5(海里)=9,260メートルまで操縦できるという意味です。

このように、二級小型船舶免許が操縦できる海域は5海里以内という制限があるため、湾を直線で航行できない場合があります。

なお、一級船舶免許では海岸100海里まで航行できます。100海里を超えて操縦したい場合は、6級海技士の乗組員が必要です。

 

クルーザーの種類

クルーザーは多種多様な種類があり、それぞれで価格や特徴が大きく異なるため、目的や予算に合ったクルーザーを選ぶことが大切です。

そこでここからは、フィッシングボート、クルージングボート、スポーツボート(ランナバウト)、キャリアブルボートの4種類のクルーザーについて、それぞれ詳しくご紹介します。

 

フィッシングボート

フィッシングボートはクルーザーの中でも特に一般的な種類の一つで、世界中でさまざまなタイプが発売されています。

日本にも日本独自のフィッシングボートがあり、日本の船釣りに合わせた仕様が特徴です。

日本で発売されている主なフィッシングボートは、パイロットハウス・フィッシングボート、カディフィッシャーやキャビンフィッシャー、オープンタイプです。

 

パイロットハウスとは操舵室のことで、船の中央にパイロットハウスを備えているのがパイロットハウス・フィッシングボートです。釣りを楽しむ人に人気ですが、特に流し釣りを楽しみたい人に適しています。

 

カディフィッシャーやキャビンフィッシャーは、小型のフィッシングボートです。カディとは小船室のことで、船体の中央に備わっています。

小型のフィッシングボートの中で最も主流なタイプです。

 

オープンタイプは、キャビンやコンソールがない小型のフィッシングボートですが、簡易的なコンソールを備えているタイプもあります。

静かな水域でのフィッシングを楽しみたい場合に最適です。

 

フィッシングボートの価格は大きさによって大きく異なります。20フィート程度の小型タイプであれば300万円前後で購入できますが、30フィートを超えると1,700万〜2,000万円前後が相場です。

 

クルージングボート

クルージングボートとは、その名の通りクルージングに適したクルーザーです。もちろん、クルージングだけではなくフィッシングや船上パーティーなどにも活躍します。

クルージングボートの大きな特徴として、船内に居住空間や居住設備が備わっています。大きさはさまざまですが、中型のクルージングボートであれば日本一周など長期のクルージングも楽しめます。

そんなクルージングボートから、今回はエクスプレスクルーザー、キャビンクルーザー、モーターヨットをご紹介します。

 

エクスプレスクルーザーのエクスプレスとは、高速という意味があります。つまり、エクスプレスクルーザーとは高速での航行が可能なクルーザーのことです。

近年、エクスプレスクルーザーは人気が高まっており、オープンエクスプレスクルーザーやフライングブリッジエクスプレスクルーザーなど、多種多様なタイプが登場しています。

 

キャビンとは船室という意味です。つまり、キャビンクルーザーとはオーバーナイトにも対応できる船室を備えたクルーザーのことです。エクスプレスクルーザーとは異なりゆっくりとクルージングを楽しみたい方に適しています。

 

モーターヨットは、居住スペースが特に充実しているクルーザーで、キャビンクルーザーの一種です。

最低でも35フィート以上あるため、「クルーザー」ではなく「ヨット」と呼ばれています。

 

クルージングボートは大きさがさまざまなため、価格も大きさによって異なります。価格相場は500万円〜1,650万円前後です。

ただし、モーターヨットは35フィート以上のため、さらに高くなることも少なくありません。

 

スポーツボート(ランナバウト)

スポーツボートは快適な走りが楽しめる小型クルーザーで、「ランナバウト」と呼ばれることもあります。

クルージングをゆったり楽しむという目的で乗ることは少なく、走りを楽しむことが目的で航行されることがほとんどです。

スポーツボートの主な種類はジェットボート、トウボート、バウライダーです。それぞれの特長を見ていきましょう。

 

ジェットボートは、スポーツボートの中でも特に高速で、浮遊感のある走りを楽しめます。デザイン性も高く、見た目にこだわりがある方にもおすすめです。

 

トウボートのトウ(Tow)とは船を引いたり引かれるという意味があり、その名の通りトーイングスポーツを楽しむスポーツボートです。

トウボートは、さらに複数の種類に分けられます。例えば、水上スキーを楽しむスキーボートやボードラックを備えたウェイクボートなどが一般的です。

 

バウライダーはスポーツボートの原形とも言えるタイプです。日本でも古くから知られており、現在でも高い人気があります。

 

ランナバウトは全体的に小型サイズのため、価格も他のタイプと比べると安く、300万円〜1,000万円が相場です。

 

キャリアブルボート

キャリアブルボートは車で牽引できるボートです。

日本ではミニボートなどと分けられることもありますが、正確にはミニボートもキャリアブルボートの一種です。

キャリアブルボートは免許が不要なミニボートも含まれるほど小型サイズです。そのため、価格も安く20万円前後で購入できます。

 

クルーザーの維持費

クルーザーへの出費は購入費用だけではなく、安全に航行するための維持費もかかります。クルーザーの維持費は主に以下の通りです。

 

・メンテナンス費

・保管料金

・施設利用料

・保険

 

クルーザーを安全に航行するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。新艇は1年、中古は半年に一度のペースでメンテナンスする必要があります。

業者に依頼した場合のメンテナンス費用は100,000〜150,000円です。

 

また、クルーザーは保管する場所を確保しなければなりません。マリーナを借りる場合は、保管料に加え施設利用料が発生します。

保管料や施設利用料は、クルーザーのサイズなどによって異なります。

 

クルーザーの保険に加入する場合は保険料もかかります。クルーザーの保険には「損害賠償保険(対人対物)」「捜索救助保険」「搭乗者傷害保険」「船体保険」などさまざまです。

保険の加入は義務ではないものの、万が一に備えて必要な保険に加入しましょう。

 

クルーザーにもレンタルサービスがある

前述の通りクルーザーを購入すると、購入費用に加えて維持費もかかります。

クルーザーを操縦する頻度が少ない場合には、レンタルサービスの利用がおすすめです。レンタルサービスはさまざまな企業が行っていますが、地域のマリーナで提供されているレンタルボートなどであれば気軽に利用できます。

小型船舶免許を取得したいものの、クルーザーの購入や維持が厳しい場合はレンタルサービスを利用しましょう。

 

船舶免許を取得してクルーザーで海に出よう!

ご紹介した通り、クルーザーにはさまざまな種類があり、利用目的に合ったクルーザーを操縦できれば気軽にクルージングや釣り、船上パーティーなどを楽しめます。

小型船舶免許の取得は「マリンライセンス ロイヤル」がおすすめです。

 

「マリンライセンス ロイヤル」は全国に教習会場があり、全国トップクラスの受講者数を誇る人気スクールです。短期取得や土日コースなど、さまざまなコースから都合に合わせて選べるため、忙しい方でも気軽に利用できます。

 

マリンライセンス ロイヤルで小型船舶免許を取得し、クルーザーでマリンライフを満喫しましょう。

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