エレキボートは免許がなくても操縦可能!免許があるとさらに楽しめる?
2022.06.03
自動車を運転する際には自動車運転免許が必要です。それと同様に、船を操縦するためには
船舶免許が必要です。
しかし、操縦する船の種類によっては免許が必要ない場合もあります。今回紹介するエレキボートは、船舶免許がなくても操縦可能な船舶の一つです。
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エレキボートの「エレキ」とは「エレクトリック・トローリング・モーター」の略です。エレキは小型ボートに取り付けることができ、足や手を使って簡単に操縦できます。マイボートやレンタルボートにも取り付け可能です。エレキには「フットコン」と「ハンドコン」の2種類があり、それぞれ操作方法が異なります。取り付ける際は、用途に合った物を選びましょう。
「フットコン」はフットコントロールの略で、その名の通り、足で操作するエレキです。ペダルを操作して動かす種類のエレキで、足で操作するため、ボートを操縦しながらでも自由に手を動かして釣りを楽しむことができます。難点は、ハンドコンと比べて価格が高かったり、取り付け方が複雑だったり、操作に慣れる必要がある点です。
「ハンドコン」はハンドコントロールの略で、足でペダルを操作するフットコンに対して、手でハンドルを操作する種類のエレキです。フットコンよりも価格が安く、取り付けや操作も簡単というメリットがあります。しかし、片手でハンドルを操作するため、釣りをしながらの操作は難しい点がデメリットです。
基本的に、船を操縦するためには船舶免許が必要です。操縦する船の種類によって、必要な免許の種類も異なります。船舶免許を取得するためには、費用と時間がかかります。
しかし、船の種類によっては、要件を満たせば免許がなくても操縦できる船舶があります。今回紹介しているエレキボートがその一つです。「ボートの長さが3m未満」、「推進機関の出力が1.5kW未満」、「停止措置や保護装置を有する」、この3つが免許不要で操縦できる船の条件です。次で詳細を解説します。
2003年、国土交通省において船舶免許に関する規制が緩和されました。この規制緩和は、免許や船舶検査の必要がなく操縦できるボートに関する内容です。規制が緩和されるまでは、免許がなければ手漕ぎのボート以外は操縦できませんでした。規制緩和後は、条件を満たしていればエンジン付きのボートを操縦できるようになりました。
しかし、免許不要で操縦できる船舶には条件が定められており、それらをすべて満たす必要があります。以下で満たさなければならない要件についてまとめます。
1.長さ(登録長)が3メートル未満であること
「登録長」とは、舵がないボートの場合、おおむね「船の全長×0.9」です。登録長は船型によって定義が異なるため、運輸局のような機関に確認する必要があります。
2.推進機関の出力が1.5kw未満であること
推進機関とは、エンジンやエレキモーターのことで、1.5kwは約2馬力です。
3.推進機関が電動機、もしくはそのほかの船外機で、人身への傷害防止につながる措置や装置が備わっていること
人身への傷害防止につながる措置や装置とは、すぐにプロペラの回転を停止できる非常停止装置や、巻き込みを防止するプロペラガードを指します。
これらの要件によって、長さが3メートル未満で出力1.5kw未満のエレキのみを使用した船であれば、船舶免許がなくても操縦できます。
手漕ぎボートや小型のヨットの場合、もともとエンジンを積んでいないため船舶免許は不要です。しかし、エンジンがない手漕ぎボートや小型のヨットでは、釣りの楽しみ方が限定されてしまいます。
前述の船舶免許に関する規制緩和により、免許不要で船を操縦するための選択肢が増え、2馬力エンジンがさらに普及したことで、さらに手軽に釣りを楽しめるようになりました。しかし、エンジンボートはエンジン音がうるさく、バス釣りのように繊細なボート釣りには向いていません。バス釣りにおいては、エレキモーターが必須のアイテムとされています。
この場合、2馬力エンジンを搭載しているボートに追加でエレキモーターを搭載してしまうと免許が必要となってしまうため、エレキモーターのみを搭載したボートを選ぶ必要があります。エレキモーターの出力は1.5kw未満であるため、エレキモーターのみを搭載したボートであれば免許を持っていなくても操縦できます。
ただし、エレキモーターのみ搭載されたボートでの釣りにも、メリットだけではなくデメリットもあります。次で紹介するメリットやデメリットを含め、エレキボートでの釣りについて理解しておきましょう。
エレキボートで釣りをするメリットの一つ目は、ポイントに対して静かにアプローチできる点です。前進や後退のような細かい操縦も可能であるため、釣りの際にさまざまな戦略を駆使することができます。
二つ目のメリットは、こまめにオンやオフができるという点です。2馬力エンジンを搭載したエンジンボートの場合は、一度エンジンを切ると、少し移動したいと思ってもエンジンを再起動する必要があり面倒です。一方でエレキボートの場合は、一度オフにしても簡単にオンにできるため、細かな移動が必要になっても手軽に移動できます。
三つ目は、車での持ち運びが簡単な点です。エンジンオイルが使用されている2馬力エンジンとは異なり、エレキはバッテリー駆動です。そのため、車に積む際にエンジンオイルが漏れ出す心配がありません。
エレキボートで釣りをするデメリットの一つ目は、2馬力エンジンを搭載したエンジンボートよりスピードが遅い点です。大人1人が乗っている場合、2馬力エンジンのスピードは時速9キロ程度であり、人がランニングする程度のスピードですが、エレキは、時速5キロ程度であり、人が歩くスピードと変わりません。ボートに2人乗ると、その分さらにスピードは遅くなります。
二つ目のデメリットとして、バッテリーの重量に関する点が挙げられます。移動する時間が長い場合、それだけ大容量のバッテリーが必要です。移動が多い場合、20kg以上のバッテリーが必要なため、それだけ大容量だと使う際も大変です。あまり長距離移動はせず、移動する範囲をある程度決めて、釣りを楽しむとよいでしょう。
前述したように、エレキボートの操縦に船舶免許は不要です。しかし、免許がなくても操縦できるエレキボートだと、限られたボートしか選べません。小型船舶免許を取得すれば、釣りで使用するボートを豊富な種類から選ぶことができ、さまざま海域で釣りに挑戦できます。
小型船舶免許は「一級船舶免許」「二級船舶免許」「特殊船舶免許」の3種類で、「一級船舶免許」と「二級船舶免許」では、操縦可能な船の大きさは同じですが、航行可能な海域が異なります。「特殊船舶免許」は、水上バイクに乗る際に必要な免許です。
釣りをするために小型船舶免許を取得するなら、「一級船舶免許」もしくは「二級船舶免許」が最適です。
船舶免許がなくても釣りは可能ですが、免許があると楽しみ方の選択肢が広がります。また、船舶免許に限らず、免許や資格の取得には費用や時間もかかりますが、その分さらに趣味を楽しめるようになることがメリットです。
船舶免許を取得する際は、マリンライセンスロイヤルにお問い合わせください。近隣の講習会場で受講できるほか、国家試験の免除コースがあり、短期での免許取得も可能です。
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