小型船舶免許が活かせる仕事10選 就職に有利な資格を取ろう!
2022.07.15
エンジン付きの船舶を操縦する際に必要な小型船舶免許。「船舶を操縦したいから」「もっと遠くで釣りをしたいから」など、プライベートのために取得する方も少なくない小型船舶免許ですが、小型船舶免許を取得していることで就職活動に有利になることがあります。
そこで今回は、小型船舶免許が活かせる仕事10選を、それぞれの職業になる方法や小型船舶免許とともに持っておきたい他の資格とともにご紹介します。
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一つ目にご紹介する、小型船舶免許を取得しておくことで就職に有利になる職業は公務員です。例えば、消防においては、災害時の救助活動に小型船舶、警察では、海上の治安維持や海難事故救助活動で警備艇を使用するため、小型船舶免許保持者であることはアピールポイントになります。
また、水産課などにおいて船舶運航業務にあたる船舶士を募集している都道府県の行政もあります。
公務員試験に合格する必要があります。公務員試験の多くは、1次試験で筆記試験が行われ、通過者だけが面接を受けられるため、多少の学力が必要です。
船舶の操縦を専門に行う職種の場合、募集要項に「1級小型船舶操縦士免許を有し、かつ、6級海技士(航海)もしくは5級海技士(機関)以上の免許を有する者」と書かれていたりします。この場合、小型船舶免許だけでは応募できないため、6級海技士などの資格が必要となります。
海運業も小型船舶免許が就職活動で有利に働きます。
海運業の海上職は大型船舶を操縦するため小型船舶免許だけでは不十分です。しかし、資格を保有していることで海洋の知識があることをアピールできるため、小型船舶免許が業務に直接活かせる機会は少ないものの就職活動では活用できます。
なお、海運業に就職したい場合は、将来的には海技士の取得も目指しましょう。
海運業に就職する方法は、ほとんどのケースで海運会社に就職します。海運会社によって給与や待遇などが全く異なるため、複数の求人から自分に合った求人を探すと良いでしょう。
小型船舶免許とともに持っておきたい資格は、「無線従事者免許」や「海技士」「水先人」など多数あります。必要な資格を全て取得するとなるとかなりの時間と費用がかかるため、業務のために必要と判断した資格を取得しましょう。
小型船舶免許が就職活動で有利に働く職業には、港湾土木もあります。港湾土木とは、防波堤の建設や海底面の整地などを行う職業のことです。波から港を守ったり、消波ブロックを設置したりと、港や港付近の人々を守る重要な職業です。
クレーンなどを使ったりと陸上での土木と似た作業もあれば、海上ドックを使った港湾土木ならではの作業もあります。常に緻密な作業が必要なため、小型船舶免許を活かしつつこれらの作業が好きな方に最適です。
港湾土木になりたい場合は、港湾土木事業を主体とする企業の面接を受けましょう。港湾土木事業を主体とする企業も企業によって給与や待遇などが大きく異なるため、求める条件に合う企業を見つけて面接をお願いしましょう。
港湾土木に就職するためには、小型船舶免許以外に「一、二級土木施工管理検定」「移動式クレーン」「潜水士免許」「港湾潜水技士資格」なども取得しておくと尚良いです。これらの資格を取得しておくことで、任せてもらえる業務が増えてより仕事にやりがいを感じられるでしょう。
小型船舶免許が就職で有利になる職業には、観光系企業も含まれます。観光系企業では、小型船舶免許を取得していることで屋形船やクルージングの船長になれます。
お客様を乗せて屋形船やクルージングを操縦するため、ほとんどの求人で小型船舶免許の取得が条件となっています。屋形船やクルージングの船長になりたい場合は、必ず小型船舶免許を取得しましょう。
観光系企業に就職するためには、観光系企業の面接を受けましょう。観光系企業の求人は多数掲載されているため、労働時間や職場環境などから自分に合った企業を見つけ、面接で小型船舶免許の所有をアピールしましょう。
観光系企業で大型船に乗る場合は、小型船舶免許とともに機関6級以上の海技士免許も取得しておきましょう。機関6級以上の海技士免許は国家資格のため、筆記試験、身体検査、口述試験全てに合格すると免許が発行されます。
汽船会社とは、主に海運業を営む会社です。船舶に積んだ貨物を河川や海を通って運びます。汽船会社の船長または船員の求人には、必要な資格の欄に「小型船舶操縦士あれば尚可」と記載されていることも多いため、小型船舶免許を保有していれば有利になります。
汽船会社に就職するためには、企業の面接を受けましょう。海に囲まれた日本では、海運は重要な輸送手段であるため、大小さまざまな汽船会社があります。募集条件だけではなく、仕事内容や福利厚生などが自分に合う企業を探しましょう。
汽船会社に就職する際には、小型船舶免許だけではなく自動車免許も持っておくとより良いでしょう。海運業は水の上だけではなく、陸路の輸送も担うこともあるため、自動車免許が必要となる場合もあります。
漁師と一言で言っても複数の種類がありますが、沿岸漁業従事者はその名の通り沿岸漁業のため、日帰りできる範囲に従事します。漁獲する種類は魚類だけではなく、昆布や貝類まで幅広いため、漁獲する種類から乗りたい船を選ぶと良いでしょう。
なお、漁師のうち沖合漁業や遠洋漁業は20トンを超える船を操縦する必要があるため、小型船舶免許では従事できません。
漁師(沿岸漁業従事者)になるためには、個人事業主や漁業会社の船に見習いとして乗る方法が一般的です。小型船舶免許を必ず持っていなければ漁師(沿岸漁業従事者)として働けないというわけではありませんが、免許を持っていれば就職でも有利になる他、任せてもらえる仕事も増えます。
漁師(沿岸漁業従事者)を目指す際は、小型船舶免許だけではなく「海上特殊無線技士免許」や「フォークリフト運転技能講習」も持っておくとより良いでしょう。
特にフォークリフト運転技能講習は、底建網漁業や定置漁業に就職したい場合に役立ちます。
漁師では沿岸漁業従事者以外に、水産養殖従事者になりたい場合も小型船舶免許が活躍します。
ただし、水産養殖従事者にも複数の種類があり、イケスで行う養殖業であれば必要ありませんが、イカダを使って養殖する牡蠣養殖やはまち養殖であれば小型船舶免許が必要です。就職したい水産養殖従事者の種類によって、小型船舶免許を取得しましょう。
水産養殖従事者も沿岸漁業従事者同様、見習いとして個人事業主や漁業会社の船に乗ることが一般的な方法です。また、地域によっては後継者を募集している漁業協同組合もあるため、このような漁業協同組合に直接問い合わせて入れるかを確認する方法もあります。
水産養殖従事者になりたい場合、小型船舶免許以外に合わせて持っておきたい資格は特にありません。しかし、出荷の際にフォークリフト運転技能講習があれば便利なため、余裕があればフォークリフト運転技能講習も取得しておくと良いでしょう。
渡し船や遊漁船の船長になりたい場合も小型船舶免許を持っておくことで、就職活動に有利です。渡し船は生活航路の渡し船、遊漁船は釣り人を目的地まで運ぶ、または船から釣りをする遊漁船のことです。渡し船や遊漁船では、1日に複数回既定のルートを往復するため、小型船舶の操縦が好きな方には最適な職業です。
実際、渡し船や遊漁船の求人には小型船舶免許の保有を条件としている会社も少なくないため、小型船舶免許を取得しておきましょう。
渡し船や遊漁船の船長になる方法は、渡船業務を主体とする企業に就職することが一般的です。さまざまな求人があるため、自分に合う企業を探してみましょう。
また、自分で開業する方法もあります。ただし、開業には複数の免許の取得や手続きが必要なため時間と費用がかかります。
小型船舶免許とともに持っておきたい資格は、「小型旅客安全講習」と「遊漁船業務主任者資格」です。
特に、自分で開業したい場合は遊漁船業務主任者資格がないと遊漁船業の登録ができないため必須の資格です。企業に就職する場合も、将来的に開業したいという思いがある場合は両方取得しておくと良いでしょう。
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マリンレジャーのインストラクターになりたい場合も小型船舶免許が就職に有利です。
マリンレジャーのインストラクターとは、水上バイクでバナナボートを引っ張ったり、小型船舶でダイバーを沖まで運んだりする職業のことです。沖縄などの観光地で働けるため、小型船舶を操縦しながら四季折々の景色の中で働けます。
マリンレジャーのインストラクターになりたい場合は、観光業を主体とする企業に就職しましょう。企業によっては無資格でも就職できますが、小型船舶免許を取得していると待遇面で優遇されやすいです。
マリンレジャーのインストラクターになりたい場合は、小型船舶免許と共に「小型旅客安全講習」や「マリンインストラクター」の資格も持っておくと尚良いでしょう。マリンインストラクターは取得試験に合格しなければなりませんが、小型旅客安全講習は講習を受けるだけで取得できます。
マリンレジャーの事故を防ぐライフセーバーも小型船舶免許があると就職活動で有利です。ライフセーバーは、水上オートバイでの見回りが主な仕事です。そのため、小型船舶免許のうち水上オートバイのみを操縦できる特殊小型船舶免許を取得しておきましょう。
他の小型船舶免許では水上オートバイを操縦できないためご注意ください。
ライフセーバーは、ライフセービングクラブやチームに所属して活動します。そのため、ライフセーバーになりたい場合はライフセービングクラブやチームに所属しましょう。
また、ボランティアも多いためボランティア団体に入るのもおすすめです。
マリンレジャーでの事故を防ぎ、万が一の際に適切に救助活動をしなければならないライフセーバーは、小型船舶免許と共に「日本ライフセービング協会の認定試験」や「赤十字水上安全法救助員Ⅰ・Ⅱ」も取得しておくと良いでしょう。
小型船舶免許は、教習指導員になりたい場合も有利です。
教習指導員とは、小型船舶操縦免許の取得を目指す人を対象に教習を行う仕事のことです。小型船舶免許を取得する際にスクールに通った方は教習指導員から指導を受けたかと思います。新たに小型船舶免許を取得する人のサポートをしたいと考えている場合は、教習指導員が最適です。
船舶免許指導員になりたい場合は、日本海洋レジャー安全・振興協会が行う教員研修を受講して、審査に合格しなければなりません。そのため、まずは教員研修の受講をして審査を受けましょう。
小型船舶免許と合わせて持っておきたい資格は特にありません。ただし、小型船舶免許のうち1級小型船舶免許を取得しておくとより就職活動で有利です。なぜなら、教習指導員は1級小型船舶免許の知識が求められるからです。より就職活動を有利に進めたい場合は、1級小型船舶免許を取得しましょう。
ここまで、小型船舶免許が就職活動で有利になる職業をご紹介してきました。いくつかの職業でもご紹介した通り、職業によっては小型船舶免許のいずれかの種類のみが有利に働くこともあります。そこで最後に、小型船舶免許の種類と概要をご紹介します。
小型船舶免許の種類と概要は以下の表の通りです。
種類 |
概要 |
1級小型船舶免許 |
・航行区域は無制限(80海里を超える場合は6級海技士以上の資格を有する人の同乗が必須) ・操縦できる船舶は24m未満のプレジャーボートと20トン未満のその他の船舶 |
2級小型船舶免許 |
・航行区域は海岸から5海里以内 ・操縦できる船舶は24m未満のプレジャーボートと20トン未満のその他の船舶(18歳未満は5トン未満の制限付き) |
湖川小出力限定免許 |
・航行区域は指定の湖または川のみ ・操縦できる船舶は総トン数が5トン未満でエンジン出力が15キロワットの船舶のみ |
特殊小型船舶免許 |
・航行区域は湖岸または海岸から2海里以内 ・操縦できる船舶は水上オートバイのみ |
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